豊島組ラストゲーム 『ともに流す涙ほど』
2020/10/24
１０月１８日、曇天の秋空にノーサイドの笛の音が響き渡り、豊島組の３年間の戦いは幕を閉じた。湘南工大附属という強豪私学との対戦が決まったときから、「順当な結果ならこのゲームで引退」の認識は誰もにあった。最終スコア「３－４１」が示すとおり、後半途中に勝敗は決していた。それにも関わらず、敗戦後にはほぼ全ての３年生の目から涙が溢れ、崩れ落ちた。きっとこの試合に敗れた悔しさが原因の涙ではない。豊島組が終わり、この仲間たちとの素晴らしき時間が終わってしまった悲痛が襲いかかったのだろう。
２年半前、誕生から１年が経過した程度のアルタイルズに、大量の新入生が入部した。当時はクラブとして何を目指す集団なのかがブレていた。「参加したいときだけ行けばいい」の空気が蔓延している組織。レクレーション的な「楽しい」は、２ヶ月もすればスマホゲームの享楽的な楽しさに屈した。毎練習で欠席者の数は１０名を超えた。目的意識に差がありすぎる組織は、日に日に疲弊していった。
鎌田組が始動した秋、「高校時代にしか手に入らないもの」「部活動でしか手に入らないもの」を目指す集団、すなわち、情熱と努力を必要とする真の楽しさを追求するクラブを目指すと決意した。「適当に楽しめそう」の軽薄な動機で入部した部員は、次々に辞めていった。自分も辞めるか悩む者、モチベーションが上がらない者、努力しない仲間に苛立つ者。チーム内の溝はしばらく払拭されなかった。
１年前、偉大なる鎌田組が引退し新チームはスタートした。「打倒平塚学園」「戮力協心」というダブルゴールを設定した。キャプテンを固定しない複数リーダー制から始動し、新人戦を終えた１２月、チームキャプテンに豊島幸介、ゲームキャプテンに畠山崚が指名され、本格的にクラブが一丸となって歩み始めた。
それが１２月、そして新型コロナウィルスという未曾有の事態で活動停止したのが２月。こう振り返ると、やはり悔しい１年だった。関東予選、入部式、地区セブンス、県セブンス、地区交流会など、年間のイベントはことごとく中止となった。しかしコロナによる活動休止期間、日本一ではないかと胸を張れるほどオンラインで様々なチーム活動（１８策）を行った。もしかすると、普通にグランドで集まっていた頃よりも一体感やチーム意識が高まっていたかもしれない。
８月、悩みに悩み、意を決した決断。聖地・菅平遠征を強行した。例年1000チーム訪れる地に、今年は30～40チームしか足を踏み入れていない。首都圏の公立高校はおそらくゼロかもしれない。それでも菅平に行く意味を諦めず、「誰から何も言われないほど感染リスクをゼロに近づける」徹底した予防策で、管理職の理解を得ることができた。３年ぶりの弾丸日帰りツアー。神々しい景色の中で部内マッチを行い、ダボスの丘で菅平に来ることができた幸せを心の底からかみしめた。
９月、あっと言う間に迎えた年間の一大ターゲット平塚学園戦。２月の練習試合以来のゲームだったが、豊島組は見事に大きな目標を達成した。リードされて迎えたラストワンプレー、荒井翼が６人のDFを弾き飛ばし、引きずり、インゴールに飛び込んだ。畠山崚の逆転コンバージョンと共に試合終了のホイッスルが鳴った。多くの部員が生まれて初めて嬉しくて涙が溢れる経験をした。劇的な逆転サヨナラトライで年間の一大目標を達成し、全員でビクトリーロードを歌うという幸せの極みを味わうことができた。
コロナのせいで、直接顔を付き合わせた日の数は例年より遙かに少なかった。しかしオンラインでつながり続けた日々、あと僅かしかないと分かっていたからこそ幸せをかみしめるように過ごした日々は、短くも深く濃く、切なく、愛しい日々だった。絆は強まり、だからあんなに泣いた。
コウスケ（チームキャプテン）
「ついに引退の時が来てしまいました。長いようであっという間に過ぎていった三年間でした。僕が好きな練習時の光景が見れないと思うと寂しいです。松山先生を始めアルタイルズを支えてくれてきた人には、感謝しか無いです。ありがとうございました。おかげで充実したサイコーに楽しい日々を送ることが出来ました。よくわからないラグビーの世界にちょっとの勇気を持って入ったアルタイルズで出会えた仲間は、僕の一生の宝物です！
二年生へ
これからの一年間は、あっという間に過ぎていくから毎日を大切にね。必ず俺たちを超えて行け！
一年生へ
これから学ぶ事が多くある悩みも出て来ると思うそんな時は、先輩に相談してみな必ず答えてくれるよ
同期へ
俺の人生で一番楽しかった時間をありがとう！
松山先生へ
三年間本当に楽しかったです！ありがとうございました。今よりもっといいチーム作ってください！いつも応援してます！」
リョウ（ゲームキャプテン）
「高校3年間のラグビー人生は長いようでとても短く感じました。練習後にご飯食べに行ったり、一緒に公園で練習したり沢山の思い出がアルタイルズでできました。一緒に楽しく練習したりしていた光景がもう見れないと考えると本当に寂しいです。困ってる時など同期や後輩にとても助けられました。本当に感謝しています。
後輩へ。だるくて練習に行きたくない日やきつくてやめたくなる日が来ると思います。そんな時は1人で悩まず周りにたすけを求めてください。きっとみんな助けてくれるから。短い間だったけど本当に楽しかった！いつまでも応援しています！」
ツバサ（バイスキャプテン）
「10月18日をもって平塚工科ラグビー部アルタイルズを引退しました。私は中学の頃野球をやっていたんですが、高校ラグビーはそれを超える楽しさがありました！
練習もそうですが、先輩と沢山話したり、部活後の水遊びや部活後にご飯に食べに行ったりするのがめちゃくちゃ楽しかったです！もちろん楽しいことだけじゃなく、辛いことや悲しいこと沢山ありましたが、仲間がいたから乗り越えられたと思います！みんなには感謝しかない！ありがとう！
湘南工大に対して沢山準備をしてきたつもりでした。でも、相手はそれをさせないくらい強いタックルで、アタックのスピードも早くて強かった。準備してきた事が全然出来なかったのがとても悔しかった。
１年前悔いは残したくないって言ってたけど、やっぱ悔いは残りました。みんなともっとラグビーをやりたかった。それでも最後は笑うことが出来る。それはアルタイルズにかけた時間と想いが大きかったからだと思います！想い強ければワンチームになれる。これを信じて２年生、１年生は今までの先輩や豊島組よりいい部活作れる事を願ってます！
そしてラグビーを楽しんで欲しいです！約２年半ありがとうございました！」
チェロ
「高校3年間という短い間取り組んできたラグビーだけど、間違いなく人生でもトップクラスの思い出になると思う。チームメイトと先輩を尊敬してプレーしてきた自分がいつの間にか後輩もできて最上級生になって、気づいたらもう引退。本当にあっという間だった。後悔が残ること、そんなことがないように後輩たちには本気で、そして何より楽しく笑顔でやって欲しい。最後までやり続けたらいい事あるからがんばってね！」
ヒカル
「初めは体験会に行って楽しくて入ったラグビーでしたが、自分は他の三年生とは違くてスタートが遅くなってしまい、みんなより倍練習を頑張らなければみんなに追いつけませんでた。けど仲間の支えもあり今までつづけられました。振り返ってみればあっという間だった三年間、2年生とは一緒に長くいましたが一年生とは、コロナもあってまだ一緒にラグビーを続けたかったです。このチームだから今の自分がいます。
今の3年生や1、2年生のみんなも大好きです。また、先生にもこんな自分のラグビーを教えていただきありがとうございました。本当に3年間ありがとうございました。
一年生の時から試合に出れることを、嬉しく思って悔いのないように失敗をたくさんしてもいいから挑戦し続けること。辛い練習や難しいことがたくさんあるけど、逃げずに立ち向かって自分や仲間たちを信じて諦めずに努力すること。それを続けて行けばそれが自分達の、強みや心の支えになるから頑張ってください。
本当にこんな自分にラグビー教えていただきありがとうございました。一年生の時から試合に出れることを、嬉しく思って悔いのないように失敗をたくさんしてもいいから挑戦し続けること。辛い練習や難しいことがたくさんあるけど、逃げずに立ち向かって自分や仲間たちを信じて諦めずに努力すること。それを続けて行けばそれが自分達の、強みや心の支えになるから頑張ってください。本当にこんな自分にラグビー教えていただきありがとうございました。」
アレック
「俺は高校3年間ラグビーをしてきて、これから先絶対味わうことのできない事を教わった。この経験をこれからの人生に活かしていきたいと思っています。僕を先輩だと思ってくれた後輩とこんな俺にラグビーを教えてくださった松山先生に感謝しかありません。ありがとうございました。」
ジョウ
「まず、三年間ありがとうございました。迷惑かけてすいませんでした。平工内でこの部活(アルタイルズ)はチームとしての意識が非常に高いと思うから、このまま継続して頑張って欲しいです。最高のメンバーに会えて嬉しかったですねー。人生の中でラグビーに携われて嬉しかったです。これからも活動頑張ってください！応援してます！」
リョウガ
「アルタイルズに3年間所属して、怪我とかケンカとかたまに嫌だな辞めたいなって思ったこともあったけど、先輩も後輩も同級生も同じ時間を過ごしていくうちに仲良くなっていって、すごく楽しい時間が過ごせたし、怪我でチーム全体に迷惑かけてしまったときもみんな許してくれたのでもう裏切ることのないよう頑張ろうと思いました。これから誰がリーダーになるかわかんないけど、今いるみんなでこれからのアルタイルズを引っ張って行ってください」
ハルキ
「僕らの代は、強烈な個性を持つ人が沢山いました。最初は一人一人がバラバラでチームの意識は全くなかったと思います。3年間、辛いこと、キツイことを一緒に努力し、本気でぶつかり合うこともありました。そのおかげで三年の秋にはチームという意識を持つことが出来ました。今では僕はこの代で良かったと心の底から言えます。チームのみんな一緒にプレーしてくれて本当にありがとう。
先生や先輩、後輩たくさんの仲間に迷惑をかけてきたと思います。それでも最後まで支えてくださり本当にありがとうございました。
後輩のみんなもこの代で良かったと言い切れるような代に成長することを期待しています。頑張ってください！」
レオ
「こんにちは、池田怜央です。私はこの前の18日に引退してしまいました。でも、今まで部活をしてきてよかったと心から思えました。というのも、私は特質した才能などというものは持ち合わせてなく平凡な運動能力の選手でしたが、このまま終わりたくないと思い2年の後半から自分なりの努力を重ねてきて身体を鍛えていった結果、そんな私を超えたいと思ってくれる後輩や生意気だけど可愛い後輩や、親しい同級生に巡り会えたことをとても嬉しく感じました。何度か辞めたいなと挫折してしまいそうになりそうなときはありましたが、それでも今まで頑張ってこれたのはラグビー部のみんながいてくれたからだと思うので、本当に3年間ありがとうございました。」
イッキ
「10月18日、自分は大切なラグビー部としての活動を終えた。もっとこのメンバーで活動していきたい想いは沢山あった。しかし、終わりというのはいつか来てしまうもの。負けが分かった時本当に悔しかったし、悲しい想いもあった。それだけ自分の中でこのクラブとしての活動は大切なものになっていたと初めて実感した。今の自分があるのはこのラグビー部としての活動があったらこそ。
もっともっとこのメンバーで楽しんでいきたかったが、自分は後悔は全くしていない。最後の試合全力で取り組むことが出来たし、年内目標も達成して本当に自分はラグビー部として幸せな時間を過ごすことが出来たのだと思います。本当に本当に感謝しかしていません。みんなありがとう！！これから就職、進学どっちだろうと頑張ろうな！」
ショウタ
「湘工と戦う日の朝、いつものように幸介と翼といつものように一緒に電車で向かい、その途中に言った言葉「勝てる気しかしない」。ですが負けてしまいました。負けてしまったけど良い想い出になりました！最初の頃じゃ考えれない負けたあとの涙、三年生だけではなく後輩たちも涙を流していて、あぁ良い先輩で入られたのかな？と思った一日になりました！そして三年間お世話になった松山先生、池永さんほんとにありがとうございました！
後輩たちへ
三年間のうちに何回も失敗して仲間と喧嘩して、色々なところで挫折して辞めたくなることが何回かあるかもしれない。だけどそういうときは１人で抱え込まないで相談しよう。きっと仲間が勇気をくれると思う！新しい代が始まって最初は大変だけど試合とか勝ちまくってください！成長した姿を見るのが楽しみです！応援しています！」
さやか
「私は3年間アルタイルズのマネージャーを務めていました。楽しい日々もたくさんある反面、大変な事もたくさんありました。マネージャーは雑用だ。簡単な仕事をこなすだけ。そう思われがちですが、そうではありません。(マネージャーとは)と考えることは度々ありました。私にとってマネージャーとは選手の力になり、試合・練習を円滑にし、心身共にサポートすることだと思い、それをモットーにしてきました。3年間、色々なイベントをしたりして本当に楽しい日々でした。このアルタイルズでしか得られない日々は忘れないと思います。引退してしまったことはとても悔しい思いばかりでしたが、本当に楽しい時間でした。これからも後輩達は私たちの背中をみて頑張ってくれると嬉しいです。いつまでも応援しています」
悩み、苦しみ、もがきながらも諦めずに乗り越えてきた豊島組。年間の一大目標を見事に達成し、仲間への感謝と愛で涙が止まらない美しき最後だった。
「ともに流す涙ほど、人を結びつけるものはない」ゲーテ
アルタイルズの歴史を継承してゆく下級生たちに、きっと素敵な背中を残していった。そして「笑顔と愛とプライドのあるクラブ」というクラブビジョンに向かって大きく組織を成長させてくれた。
ありがとう。おつかれさま。本当にありがとう。
最後の練習（試合前日）
スタメン外による部内マッチ。
まさかの逆指名・・・。
マネージャーからサプライズで手作りケーキ！
さらにサプライズで手作りお守り！！
と思いきや、プレーヤーからマネージャーへの逆サプライズ！
最後の1日
新チーム、松岡組が始動しました。これからもアルタイルズをよろしくお願い致します！
２年半前、誕生から１年が経過した程度のアルタイルズに、大量の新入生が入部した。当時はクラブとして何を目指す集団なのかがブレていた。「参加したいときだけ行けばいい」の空気が蔓延している組織。レクレーション的な「楽しい」は、２ヶ月もすればスマホゲームの享楽的な楽しさに屈した。毎練習で欠席者の数は１０名を超えた。目的意識に差がありすぎる組織は、日に日に疲弊していった。
鎌田組が始動した秋、「高校時代にしか手に入らないもの」「部活動でしか手に入らないもの」を目指す集団、すなわち、情熱と努力を必要とする真の楽しさを追求するクラブを目指すと決意した。「適当に楽しめそう」の軽薄な動機で入部した部員は、次々に辞めていった。自分も辞めるか悩む者、モチベーションが上がらない者、努力しない仲間に苛立つ者。チーム内の溝はしばらく払拭されなかった。
１年前、偉大なる鎌田組が引退し新チームはスタートした。「打倒平塚学園」「戮力協心」というダブルゴールを設定した。キャプテンを固定しない複数リーダー制から始動し、新人戦を終えた１２月、チームキャプテンに豊島幸介、ゲームキャプテンに畠山崚が指名され、本格的にクラブが一丸となって歩み始めた。
それが１２月、そして新型コロナウィルスという未曾有の事態で活動停止したのが２月。こう振り返ると、やはり悔しい１年だった。関東予選、入部式、地区セブンス、県セブンス、地区交流会など、年間のイベントはことごとく中止となった。しかしコロナによる活動休止期間、日本一ではないかと胸を張れるほどオンラインで様々なチーム活動（１８策）を行った。もしかすると、普通にグランドで集まっていた頃よりも一体感やチーム意識が高まっていたかもしれない。
８月、悩みに悩み、意を決した決断。聖地・菅平遠征を強行した。例年1000チーム訪れる地に、今年は30～40チームしか足を踏み入れていない。首都圏の公立高校はおそらくゼロかもしれない。それでも菅平に行く意味を諦めず、「誰から何も言われないほど感染リスクをゼロに近づける」徹底した予防策で、管理職の理解を得ることができた。３年ぶりの弾丸日帰りツアー。神々しい景色の中で部内マッチを行い、ダボスの丘で菅平に来ることができた幸せを心の底からかみしめた。
９月、あっと言う間に迎えた年間の一大ターゲット平塚学園戦。２月の練習試合以来のゲームだったが、豊島組は見事に大きな目標を達成した。リードされて迎えたラストワンプレー、荒井翼が６人のDFを弾き飛ばし、引きずり、インゴールに飛び込んだ。畠山崚の逆転コンバージョンと共に試合終了のホイッスルが鳴った。多くの部員が生まれて初めて嬉しくて涙が溢れる経験をした。劇的な逆転サヨナラトライで年間の一大目標を達成し、全員でビクトリーロードを歌うという幸せの極みを味わうことができた。
コロナのせいで、直接顔を付き合わせた日の数は例年より遙かに少なかった。しかしオンラインでつながり続けた日々、あと僅かしかないと分かっていたからこそ幸せをかみしめるように過ごした日々は、短くも深く濃く、切なく、愛しい日々だった。絆は強まり、だからあんなに泣いた。
コウスケ（チームキャプテン）
「ついに引退の時が来てしまいました。長いようであっという間に過ぎていった三年間でした。僕が好きな練習時の光景が見れないと思うと寂しいです。松山先生を始めアルタイルズを支えてくれてきた人には、感謝しか無いです。ありがとうございました。おかげで充実したサイコーに楽しい日々を送ることが出来ました。よくわからないラグビーの世界にちょっとの勇気を持って入ったアルタイルズで出会えた仲間は、僕の一生の宝物です！
二年生へ
これからの一年間は、あっという間に過ぎていくから毎日を大切にね。必ず俺たちを超えて行け！
一年生へ
これから学ぶ事が多くある悩みも出て来ると思うそんな時は、先輩に相談してみな必ず答えてくれるよ
同期へ
俺の人生で一番楽しかった時間をありがとう！
松山先生へ
三年間本当に楽しかったです！ありがとうございました。今よりもっといいチーム作ってください！いつも応援してます！」
リョウ（ゲームキャプテン）
「高校3年間のラグビー人生は長いようでとても短く感じました。練習後にご飯食べに行ったり、一緒に公園で練習したり沢山の思い出がアルタイルズでできました。一緒に楽しく練習したりしていた光景がもう見れないと考えると本当に寂しいです。困ってる時など同期や後輩にとても助けられました。本当に感謝しています。
後輩へ。だるくて練習に行きたくない日やきつくてやめたくなる日が来ると思います。そんな時は1人で悩まず周りにたすけを求めてください。きっとみんな助けてくれるから。短い間だったけど本当に楽しかった！いつまでも応援しています！」
ツバサ（バイスキャプテン）
「10月18日をもって平塚工科ラグビー部アルタイルズを引退しました。私は中学の頃野球をやっていたんですが、高校ラグビーはそれを超える楽しさがありました！
練習もそうですが、先輩と沢山話したり、部活後の水遊びや部活後にご飯に食べに行ったりするのがめちゃくちゃ楽しかったです！もちろん楽しいことだけじゃなく、辛いことや悲しいこと沢山ありましたが、仲間がいたから乗り越えられたと思います！みんなには感謝しかない！ありがとう！
湘南工大に対して沢山準備をしてきたつもりでした。でも、相手はそれをさせないくらい強いタックルで、アタックのスピードも早くて強かった。準備してきた事が全然出来なかったのがとても悔しかった。
１年前悔いは残したくないって言ってたけど、やっぱ悔いは残りました。みんなともっとラグビーをやりたかった。それでも最後は笑うことが出来る。それはアルタイルズにかけた時間と想いが大きかったからだと思います！想い強ければワンチームになれる。これを信じて２年生、１年生は今までの先輩や豊島組よりいい部活作れる事を願ってます！
そしてラグビーを楽しんで欲しいです！約２年半ありがとうございました！」
チェロ
「高校3年間という短い間取り組んできたラグビーだけど、間違いなく人生でもトップクラスの思い出になると思う。チームメイトと先輩を尊敬してプレーしてきた自分がいつの間にか後輩もできて最上級生になって、気づいたらもう引退。本当にあっという間だった。後悔が残ること、そんなことがないように後輩たちには本気で、そして何より楽しく笑顔でやって欲しい。最後までやり続けたらいい事あるからがんばってね！」
ヒカル
「初めは体験会に行って楽しくて入ったラグビーでしたが、自分は他の三年生とは違くてスタートが遅くなってしまい、みんなより倍練習を頑張らなければみんなに追いつけませんでた。けど仲間の支えもあり今までつづけられました。振り返ってみればあっという間だった三年間、2年生とは一緒に長くいましたが一年生とは、コロナもあってまだ一緒にラグビーを続けたかったです。このチームだから今の自分がいます。
今の3年生や1、2年生のみんなも大好きです。また、先生にもこんな自分のラグビーを教えていただきありがとうございました。本当に3年間ありがとうございました。
一年生の時から試合に出れることを、嬉しく思って悔いのないように失敗をたくさんしてもいいから挑戦し続けること。辛い練習や難しいことがたくさんあるけど、逃げずに立ち向かって自分や仲間たちを信じて諦めずに努力すること。それを続けて行けばそれが自分達の、強みや心の支えになるから頑張ってください。
本当にこんな自分にラグビー教えていただきありがとうございました。一年生の時から試合に出れることを、嬉しく思って悔いのないように失敗をたくさんしてもいいから挑戦し続けること。辛い練習や難しいことがたくさんあるけど、逃げずに立ち向かって自分や仲間たちを信じて諦めずに努力すること。それを続けて行けばそれが自分達の、強みや心の支えになるから頑張ってください。本当にこんな自分にラグビー教えていただきありがとうございました。」
アレック
「俺は高校3年間ラグビーをしてきて、これから先絶対味わうことのできない事を教わった。この経験をこれからの人生に活かしていきたいと思っています。僕を先輩だと思ってくれた後輩とこんな俺にラグビーを教えてくださった松山先生に感謝しかありません。ありがとうございました。」
ジョウ
「まず、三年間ありがとうございました。迷惑かけてすいませんでした。平工内でこの部活(アルタイルズ)はチームとしての意識が非常に高いと思うから、このまま継続して頑張って欲しいです。最高のメンバーに会えて嬉しかったですねー。人生の中でラグビーに携われて嬉しかったです。これからも活動頑張ってください！応援してます！」
リョウガ
「アルタイルズに3年間所属して、怪我とかケンカとかたまに嫌だな辞めたいなって思ったこともあったけど、先輩も後輩も同級生も同じ時間を過ごしていくうちに仲良くなっていって、すごく楽しい時間が過ごせたし、怪我でチーム全体に迷惑かけてしまったときもみんな許してくれたのでもう裏切ることのないよう頑張ろうと思いました。これから誰がリーダーになるかわかんないけど、今いるみんなでこれからのアルタイルズを引っ張って行ってください」
ハルキ
「僕らの代は、強烈な個性を持つ人が沢山いました。最初は一人一人がバラバラでチームの意識は全くなかったと思います。3年間、辛いこと、キツイことを一緒に努力し、本気でぶつかり合うこともありました。そのおかげで三年の秋にはチームという意識を持つことが出来ました。今では僕はこの代で良かったと心の底から言えます。チームのみんな一緒にプレーしてくれて本当にありがとう。
先生や先輩、後輩たくさんの仲間に迷惑をかけてきたと思います。それでも最後まで支えてくださり本当にありがとうございました。
後輩のみんなもこの代で良かったと言い切れるような代に成長することを期待しています。頑張ってください！」
レオ
「こんにちは、池田怜央です。私はこの前の18日に引退してしまいました。でも、今まで部活をしてきてよかったと心から思えました。というのも、私は特質した才能などというものは持ち合わせてなく平凡な運動能力の選手でしたが、このまま終わりたくないと思い2年の後半から自分なりの努力を重ねてきて身体を鍛えていった結果、そんな私を超えたいと思ってくれる後輩や生意気だけど可愛い後輩や、親しい同級生に巡り会えたことをとても嬉しく感じました。何度か辞めたいなと挫折してしまいそうになりそうなときはありましたが、それでも今まで頑張ってこれたのはラグビー部のみんながいてくれたからだと思うので、本当に3年間ありがとうございました。」
イッキ
「10月18日、自分は大切なラグビー部としての活動を終えた。もっとこのメンバーで活動していきたい想いは沢山あった。しかし、終わりというのはいつか来てしまうもの。負けが分かった時本当に悔しかったし、悲しい想いもあった。それだけ自分の中でこのクラブとしての活動は大切なものになっていたと初めて実感した。今の自分があるのはこのラグビー部としての活動があったらこそ。
もっともっとこのメンバーで楽しんでいきたかったが、自分は後悔は全くしていない。最後の試合全力で取り組むことが出来たし、年内目標も達成して本当に自分はラグビー部として幸せな時間を過ごすことが出来たのだと思います。本当に本当に感謝しかしていません。みんなありがとう！！これから就職、進学どっちだろうと頑張ろうな！」
ショウタ
「湘工と戦う日の朝、いつものように幸介と翼といつものように一緒に電車で向かい、その途中に言った言葉「勝てる気しかしない」。ですが負けてしまいました。負けてしまったけど良い想い出になりました！最初の頃じゃ考えれない負けたあとの涙、三年生だけではなく後輩たちも涙を流していて、あぁ良い先輩で入られたのかな？と思った一日になりました！そして三年間お世話になった松山先生、池永さんほんとにありがとうございました！
後輩たちへ
三年間のうちに何回も失敗して仲間と喧嘩して、色々なところで挫折して辞めたくなることが何回かあるかもしれない。だけどそういうときは１人で抱え込まないで相談しよう。きっと仲間が勇気をくれると思う！新しい代が始まって最初は大変だけど試合とか勝ちまくってください！成長した姿を見るのが楽しみです！応援しています！」
さやか
「私は3年間アルタイルズのマネージャーを務めていました。楽しい日々もたくさんある反面、大変な事もたくさんありました。マネージャーは雑用だ。簡単な仕事をこなすだけ。そう思われがちですが、そうではありません。(マネージャーとは)と考えることは度々ありました。私にとってマネージャーとは選手の力になり、試合・練習を円滑にし、心身共にサポートすることだと思い、それをモットーにしてきました。3年間、色々なイベントをしたりして本当に楽しい日々でした。このアルタイルズでしか得られない日々は忘れないと思います。引退してしまったことはとても悔しい思いばかりでしたが、本当に楽しい時間でした。これからも後輩達は私たちの背中をみて頑張ってくれると嬉しいです。いつまでも応援しています」
悩み、苦しみ、もがきながらも諦めずに乗り越えてきた豊島組。年間の一大目標を見事に達成し、仲間への感謝と愛で涙が止まらない美しき最後だった。
「ともに流す涙ほど、人を結びつけるものはない」ゲーテ
アルタイルズの歴史を継承してゆく下級生たちに、きっと素敵な背中を残していった。そして「笑顔と愛とプライドのあるクラブ」というクラブビジョンに向かって大きく組織を成長させてくれた。
ありがとう。おつかれさま。本当にありがとう。
最後の練習（試合前日）
スタメン外による部内マッチ。
まさかの逆指名・・・。
マネージャーからサプライズで手作りケーキ！
さらにサプライズで手作りお守り！！
と思いきや、プレーヤーからマネージャーへの逆サプライズ！
最後の1日
新チーム、松岡組が始動しました。これからもアルタイルズをよろしくお願い致します！