鎌田組 3年間のノーサイド

2019/10/23

 10月20日午後1時30分。秋の空にノーサイドの音が鳴り響き、アルタイルズ鎌田組の闘いは終わった。やっぱり寂しさはごまかせないので、幾分かの涙はこぼれた。それでも「晴れやか」という表現が似つかわしい。自分たちのタックル、自分たちのラグビーを最後まで貫くことができた。43人の意識がずっと合わなかったチームだが、この最後の日には「ワンチーム」になれた気がした。気持ちいいほど相手が強かった。だから試合後は悲壮感も焦燥感もなく、心地よく爽やかな空気に包まれていたのだろう。

 2017年4月、鎌田組の入学と同時にアルタイルズは誕生した。僅か6名の先輩たち。何もかもが新鮮で楽しかった。だけど全く勝てなかった。
 2年目、部員は48名。意識レベルの個人差が大きすぎた。25年ぶりの県大会勝利、地区大会初優勝を果たした。だけど「ワンチーム」には、たぶんなれなかった。でも先輩たちが大好きだった。

 3年目、同期14人は家族のように通じ合える関係になった。夏頃を境に、殻を破ったようにみんなラグビーが上達した。3年目で初めて、しんどい練習とやらも少しだけやってみた。ついにベストメンバーで臨んでくれるようになった平塚学園には同点で迎えたロスタイムに敗れたけど、花園予選ではおそらく1971年以来48年ぶりのベスト16入りを果たした(2勝してのベスト16はおそらく史上初)。
 9月に作った文集の言葉は、仲間たちへの感謝の言葉で溢れていた。最後の試合、タッチラインの外から響く「アルタイルズコール」を全身に浴びながら、どうしようもないほど強い横須賀に最後まで抗い続けた。きっと出し切った。





鎌田 海吏(キャプテン)
『自分のラグビー人生は、とても良いものだったと自信を持って言えるものでした。ラグビー部に入部してからとても充実していたと思います。そんな部活にいられてものすごく感謝しています。そして、今まで支えてくれた友達。先輩。後輩。先生。お母さんお父さん。ありがとうございました。みんなのおかげでとても良い経験ができました。本当にありがとうございました。最後までみんなとラグビーができて凄く楽しかったです。』


秋山 俊輔
『一度は断ったものの先生や皆の優しさが忘れられず、再び体験会に参加して入部を決心してから、もう二年半経ち引退する事になってしまいました。振り返ってみればあっという間でした。少しキツい練習もあったし、気分が乗らない時もあったけど、仲間がいたから乗り越えて来れたし、今までの結果があると思います。あまり長々と書くのも締まらないのでこの辺にしておきますが、3年の仲間達も大好きだし、1、2年の後輩達も大好きです。こんな俺に本当に仲良くさせてくれました。今まで本当にありがとうございました!』


三島
元気

1020日をもって平塚工科ラグビー部アルタイルズを引退しました。今までのラグビー人生の中で1番楽しい3年間でした!みんなで部活したり、部室で遊んだり、部活の後飯食いに行ったり当たり前のように過ごしていた毎日がないと考えるもとても悲しいです。
 松山先生には感謝しかないです。自分が平工に入学する前は松山先生の事は知らなくて平工は合同チームって事は知ってました。なので5、6人くらいしか入らないんだろうなと思っていました。けど松山先生の力で気づいたら17人入ってました。そして楽しいラグビーを教えてくれました。自分が楽しくラグビー出来ているきっかけは松山先生です。本当にありがとうございました!今よりももっといいチームを作ってください!

  後輩達はいい奴らばっかでした。練習中やそれ以外のとこでも楽しく話せて一緒にゲームをしたり楽しい思い出ばっかです。新しいチームでもっと強くなって「鎌田組より強くね?」「鎌田組雑魚かったな笑」って言えるくらい強くてかっこいいチームになってください!笑それが今の願いです。
  同期達のおかげで部活も楽しかったし、部室でゲームしたり話したり、休みの日とかは遊びに行ったり楽しい思い出ばかりです。迷惑かけたこともあると思うけどみんな優しくて嬉しかったです。こんないい奴らとラグビーが出来て最高です。ありがとうございました。3年間本当に楽しかったです!ありがとうございました!たまに部活行きます。』


鈴木 貴智
自分とラグビーとの出会いは、ほんの些細なことでした。自分は元々、ラグビー部に入るためにこの学校に来たわけではなく、就職に有利っていうことでこの学校に来ました。その中で、自分の中学の先輩が、ラグビー部に入ってるを知って、挨拶程度に、ラグビー部の部活動見学していた際に、小田先生に話かけられて、入らないかと誘わられましたがその時は、断りました。
 ですが、松山先生や、自分が1年生の時の
2.3年生に一度だけでもいいから部活動体験に来てくれない?ということを言われて行ってみたら、ラグビーの虜になってしまった、これがラグビーとの出会いだったけど、今思えば、この時、親はどう思っていたのか、自分が親だったらどうするのか、考えてみるけど、わからない。だけど自分の好きなラグビーをやらせてもらって、自分は幸せ者だと思う。だから自分はこれからもラグビーのことがどんどん好きになっていきたいと思います。

 自分はラグビーに出会えたことや一生の友に出会えたことで、自分を変わることが出来たと思います。だから、今なかなか人間関係が良くなくても、今そうかもしれないけど、長い間共にしていれば一生の友に出会えたなって思える。
 まぁ後輩というか、ラグビー仲間として、とても楽しい時間が過ごせたと思うし、みんなこれからまだ成長できるから、吸収できるものは吸収して上を目指してもらいたいです。たまには、顔を出したいと思っています。
 最後にラグビーに出会わせてくれた松山先生に感謝しています。これまで体をケアをしてくれた池永さんにも感謝しています。形上は引退となってしまいましたが、今後も出来るだけサポートしていきたいです。



山本 祐真
3年間アルタイルズにいた中で身についたものは人間性 筋肉 忍耐力 視野の広さ 瞬発力です。アルタイルズにいるとラグビーの他にやらないといけないことは沢山あります。最初の頃は面倒くさがってやっていましたが人に感謝されるうちにやって良かったなと、ふと思えるようになって来ました。特にグラセンなんかはやったとて誰からも感謝される事はありませんが使ったグランドへの感謝を込めて我先にとやる様になりました。
 後輩達も僕の後に続いてグラセンをやってくれる様になって本当に嬉しかったです。グラセンの時の他愛の無いおしゃべりはとてもいい思い出です。
 中学時代のスクラムは押さないので高校のラグビーはスクラムで耐えないといけない。また、ディフェンスではオンサイドで飛び出したりと様々な動きがあり全身の筋肉また50分間を走り切るフィットネスが必要でそれらを鍛えるために切磋琢磨し様々なものを身につける事が出来ました。

 最後の大会で一番悔しかった事があります。横須賀のラインナウトスチール力は非常に高くマイボールのラインナウトでもなかなか取らせてくれませんでした。しかしもしヒゲちゃんがケガしていなくてワンリフトが出来ていたら、あのラインナウトは取れてもっといい結果があったかもしれないというのが一番の心残りです。僕達の代では出来なくっても今はヒデトラがいるので彼に試合でワンリフトを成功させるという結果を残して欲しいと思います。
 この3年間は今まで生きてきた中で最も濃厚な3年間でした得たものも沢山ありますし四半世紀ぶりに公式試合に勝ったと思ったら一年後に約半世紀ぶりの公式大会2勝でベスト16入りという結果に、横須賀には勝てなかったけど大きな結果を残す事が出来て良かったと思っています。後輩達はまだまだ未熟だけどポテンシャルは僕たちよりも高いと思っているので何度も何度も経験を重ねて僕たちを超えて行けると信じています。



矢萩
『仲間への情で勇気などの強さを得て、みんな強くなりました。みんな何があっても泣かない。泣いてたのは、、、あっ、俺か。そういう俺も強くなったねって言われるようになりました。弱くて泣き虫だったのに。きっとみんなの前で泣かなくなったからだろうけど。それでも泣かなくなったわけじゃなくて、1人でバレないように泣いているんです。でもこれは自分の弱いところ、情けないところを見せないという意味で男として成長出来たと思う。

  vs横須賀。強かったし速かった。負けたが、力の差を感じて泣けなかった。ディフェンスばかりで疲れたけどそれでも僕らは全力を尽くして最後まで闘えました。それはみんなから溢れ出る闘志と応援のおかげです。トライを取られても下を向く人なんていなかった。次に向けてみんなが話し合って共有できました。時間が刻一刻とすぎ焦り始め、目の前がボーッして歪む時もありましたがその時に応援の声が聞こえてきました。リザーブのみんなが「アルタイルズ」と大きな声をだす度に西湘の選手も反復してくれているのも聞こえ、感動しました。チームだけではなく、アルタイルズに負けてしまった他校の選手までもが一丸となって闘えたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

 個性溢れるみんなと一緒にラグビーできて良かった。後輩もかわいいながらバカばっかりで楽しかった。ありがとう。新チームになり、最初は覚えることが多かったり大変だと思いますが頑張ってください。お疲れ様でした。』


髙橋 一平
『非常に内容の濃い3年間でした。高校入学当時はこんなにラグビー漬けの3年間になると思っていませんでした。練習がキツイ日もたまにあったけれど、皆んなで声を掛け合い、励ましあって乗り越えてきました。こんな良い仲間に巡り会えて本当に良かったです。最後の試合で自分が出た5分間は、練習前のウォークタッチをしているような明るい雰囲気で過去1番といえるくらい楽しくラグビーができました。今まで優しく接してくれた先輩方、ずっと切磋琢磨してきた同級生、しょうもない話に付き合ってくれた後輩達、そして指導してくれた先生、本当にありがとうございました!
 12年生はこれから自分たち以上の結果を求めて悔いが残らないように頑張ってください!』


宮本 翔吾
3年間練習などをしてきて、長いようで短くもっとこのメンバーでやりたかったと思う。横須賀戦の時に、絶対に勝つ!という気持ちがあって引退という言葉を忘れていたが笛がなった瞬間一気にこれで終わりか……と実感した。去年や一昨年の先輩も、きっと同じ気持ちだったんだろーなと思った。
 まだ18年しか生きてないけどこれ程スポーツ?格闘技?か分からないけど熱中したことは無く、社会人になってもラグビーを続けていきたいと思った!』


中村 紫音
引退前の数ヶ月はまだこいつらとラグビーをしていたいと思えるようになっていました。
 私にとって長くも短くも感じたこの3年間は、一生の宝物です。松山先生にはとても感謝しています。後輩達にはラグビーを楽しみながらこれからも頑張ってほしいです!同期達とは進路がバラバラだけど時間を作って会いたいです。この3年間ありがとうございました。



壺井 飛鳥
私は、高校でラグビーと出会って何て素晴らしいスポーツだと感じました。それと松山先生の教え方も素晴らしく、どんどんラグビーにのめり込んでいきました。ラグビーはチームの仲間で、一つのボールを追いかけ、体と体でぶつかり合うことにより、精神面、人間性が鍛えられました。ラグビーに感謝、感激です()
 チームの仲間とも、フレンドリーに楽しく練習したり遊んだり、OBの先輩方も練習を見て下さり的確なアドバイスをしてくれたり、遊びにも連れて行ってくれて、私はとても幸せな時間を過ごせました。皆さんありがとうございました。

 私は、一番体が細かったので、とにかく一杯食べて体を鍛えました。憧れの松山先生のムキムキの体に少し近づけたかな?()と思います。試合では、体が小さくて、細かったので相手をタックルでどう倒すか考えた結果、相手の足首を狙い一瞬で相手を倒し切るロータックルを練習し身に付けました。練習試合、聖地菅平合宿、日英親善試合などで、センターで試合に出て、ロータックルが決まったときは凄く嬉しかった事を今でも覚えています。
 花園予選の1
回戦目はチームメイトの緊張感が凄く伝わって来だけど、試合をしているうちにその緊張がなかったかのように、やる気や気合いに変わっていた。一つのボールを仲間全員で追いかけて繋ぎパスダミーからトライを取ったときは、うれしさと、達成感が一気に込み上げてきて最高だった。
 2回戦は、自分が投げたパスからトライが沢山生まれて点をとり、相手のアタックを15人全員で体を張りピンチの時はリザーブメンバーや試合に出ていないチームのメイトの声援が凄く力になり、870で勝てチームが一つになれたと思います。

  3回戦は松山先生の前任の高校で、すごい巡り合わせだと思い、負けたら引退なので、悔いの残らないプレーをして勝利したいと思ったけど負けてしまいました。タックルして、相手を電柱だと思ったのは始めてだった。相手を止めることもなかなか出来ず必死だったけど、必殺サインのJAPANアスカでりょうと海と繋いで、上西がトライを取ってくれた時は最高に嬉しくかった。練習では、失敗する方がほとんどだったけど、成功するまで何回も何回も海とりょうと練習したかいがありました。
 仲間にも感謝しても感謝しきれないです。ありがとう~
!!応援してくれた皆様ありがとうございました。引退しても仲間と筋トレしたり、遊んだり楽しく過ごしたいと思います。ラグビーを通して色々な事を沢山学び、自分自身成長出来ました。松山先生、藤原先生、池永さん、アルタイルズの仲間、OBの方々、保護者の皆様、感謝しています。ありがとうございました。
社会人になったら、この人生で一番楽しいかった時間を越えられるものを見つけます。

後輩の皆さんへ
 私でも笑顔で楽しくラグビーが出来たので大丈夫です。きついトレーニングや練習は、仲間と笑顔で励まし合い楽しくラグビーをしてね。成長した姿を見るのが楽しみです。応援しています。
仲間へ
 人生で一番楽しかった時間をありがとう!! 進む道は違うけどまた皆で遊ぼうね!!



小野
3年の最後の大会が終わった、横須賀と戦い大差をつけられ敗れた。けれど、仲間と最後まで全力で戦えて楽しかった。負けてとても悔しかったが最後の大会がベスト16という戦績を残せたので嬉しかった。この3年間でこのチームでの辛いことや楽しいことはどれも自分にとっていい思い出になった。
 高校に入ってラグビーをやらせてもらってとても楽しく充実した3年間でした。ラグビーをこんなにも楽しいと教えてくれた松山先生には感謝しかないです。先生やアルタイルズの皆と過ごした時間は最高の思い出です。本当にありがとうございました。



幸之助
1020日の横須賀高校と戦うときに、僕は最初っから勝ち負けには特にこだわっていませんでした。ですが、やっぱりみんなで集合して先生の話や、友達の話を聞くとやっぱり悔しいものでした。
 僕が高校生活を特に支えてくれたのは先生でした。もし、松山先生以外の先生にラグビーを教わってたら、この感情、この性格、この成長はないと思いました。松山先生の下でラグビーができて本当に良かったです。

 僕が困って声かけてくれたのはラグビー部。いつどこでも一番最初に声をかけてくれたのがラグビー部でした。
 僕がやらかしたときに、「お前何やってんだよ」「お前のせいでこうなった」などは一切言っていなく、逆に「お前がいないと寂しい」「はやく戻ってきてくれ」など、優しく声をかけてくれたはラグビー部です。これが本当の仲間なんだと思います。こう思うとまだみんなとラグビーやりたいと思いました。本当に楽しかった2年半でした。
 平塚工科ラグビーアルタイルズ最高!アルタイルズ永遠に。



加藤
私たちは横須賀高校に敗れ、平工ラグビー部アルタイルズを引退することになりました。横須賀高校に勝つためにしっかり準備をしてやる事を絞り、どういった戦い方をしたら勝てるのかしっかり頭に入れて臨んだ試合。自分たちが準備してきたもの全部がこの1試合で破られました。X必殺も後半では全部後ろにひっくり返されものすごく悔しかったです。
 でも、チーム全員が勝つことを最後の
1秒まで諦めていないんだというのがものすごく伝わってきました。プレイヤーは前に出るディフェンスでこれでもかってくらいに刺さり続けて、抜かれたら全員で追って止められなくても真ん中にトライさせなかった。プレイヤー外の声援はものすごく気持ちがこもっていてプレイヤーの励みとなっていた。

 試合には負けてしまいましたが、それ以上の物を最後の試合にチームメイト全員からもらいました。最後は泣いて笑って終えることができる。それはどれだけチームにかけた時間、思いが大きいかで大きく変わる。先生が言っていたこの言葉その通りだと思いました。かけた時間は他のチームからしたらかなり少ないものかも知れないが、チームメイトにかける思いは他のチームに負けないくらいのものだと思っている。

 ワンチーム。なっていたときとなれなかったときがあったけど、最後の試合はしっかりワンチームになれて今までで一番いい最高の試合になりました。これからの後輩たちが築いていくアルタイルズが内藤組より、鎌田組よりも良い部になっていくことを願っています。そして今まで通りあまり上下関係もなく仲良くやっていって欲しいです。2年間半の平工ラグビー部での出来事は自分の一生の思い出です。本当にありがとうございました。



原田 ひな
『少し強引に誘われ入ったラグビー部でしたが、こんなにもかけがえのない思い出になるとは思いませんでした。女子が少ないこの平塚高校で、何かしら部活に入らないと男子の中に馴染むのはキツいな、と思っていて、そこで誘われたのがラグビー部でした。当時野球部と迷っていましたが、小中同じだった海に誘われ、取り敢えず部活見学に。先輩も先生も優しく、まぁ、良いかな、と思い入部しました。
 当時私が入部した時にはマネージャーがいなくて、私と一緒にジョニー先輩が入部した際には驚きました。「え、私必要?」とか思ったりもしました。笑 ジョニー先輩は私よりも力があり、というか選手よりも力あるんじゃないかって感じで、ウェイトにも付き合えて、タッチジャッジも出来て、なんかもう完璧なマネージャーでした。そんなジョニー先輩が引退した日、悲しいのと、不安でいっぱいでした。

 さやちゃんが入ってくれたはとても嬉しかったのですが、どうしてもジョニー先輩のように…ともいかず、未来あるさやちゃんに対して、何を教えていいのか分かりませんでした。でも、一緒に選手を支え、一緒に物事を考え、一緒に喜ぶ日々を送り、不安は消え、楽しむことが出来ました。本当にさやちゃんには感謝の言葉でいっぱいです。あいちゃんが入ってからは、時間の流れがはやく感じました。さやちゃんも少しずつ先輩になっていって、引退を考える日々。最後の合宿は、とても思い出に残りました。

 対横須賀戦では、今までで1番、チームが1つになった瞬間だと思いました。戦っている選手へのアルタイルズコール、それに応えるかのように負けじと戦う選手達。とても胸が熱くなる戦いでした。結果はどうあれ、選手達が完全燃焼していたので、本当に良い戦いだったと思います。
 個性豊かな仲間たちと過ごした3年間、長かったようで本当に短かったです。部活に入ったからこそ、ラグビー部に入ったからこそ出会えた仲間たちは一生の宝物です。
 
本当にありがとう、それしか言葉が見当たらないです。』



「青春とは 意気であり 感激であり かえりみる微笑みである」
 
 日本ラグビーの伝説の巨匠・大西鐵之祐の言葉だ。みんなでよく笑った。ばかげたことが大好きだった。時々ちょっとケンカした。真剣な眼差しで楕円球を追いかけた。タックルという非日常的でいちいち自分の人格を試してくる行いが、実はちょっと好きになった。あれやこれや記憶をたどると、やっぱりいつも笑っていた。
 鎌田組の3年間の記憶は、カラーがセピア色に変わっても、きっと一生光り輝く宝物のような記憶になる。そんな素晴らしい日々だった。
 鎌田組のみんな、この経験と仲間を大切に、次のステージでも自分らしく幸せを更新してくださいね!後輩たちも私も、みんなに負けないようにまた頑張ります!