令和元年度アルタイルズ入部式 『進化と飛躍へ』

2019/05/29

 伝統と歴史。当人たちは気づくことはないかもしれないが、自分たちにとって当たり前に思える目の前の環境は、前人たちがもがき苦しんで生み出してくれた財産だ。
 アルタイルズ1年目萩谷組。部員6名からのスタートは、何もかもが新鮮で輝いていた。現3年鎌田組は1年生として、笑顔が絶えない日々を送った。

令和元年度アルタイルズ新入生20名

 アルタイルズ2年目内藤組。組織の様々な新しい取り組みが始まり、戦績は一気に飛躍した。地区大会初優勝や15年ぶりの県大会勝利。しかし組織として非常に苦しい時代だった。一体どんな集団を目指すのか。ブレた。当時の1年生(現2年生)は大量に入部し、大量に退部した。昨今の教育界に転がっている耳障りの良い言葉「個性と長所を認め、信じ、待つ」。これだけでは全く通用しないということを、身をもって理解した。待つよりも先に、人が育つためのシステム、環境、規律、心構えなどを具体的に示し、様々な仕掛けを積極的に施していかなければならないことを痛感した。

OB会代表・寺社下さんより歓迎のスピーチ
 しかし、この1年間でアルタイルズは目指すものは明確になった。スマホゲームのような楽しさではなく、規律と努力を伴う本気の日々がもたらす深い楽しさ。もがきながらも逃げずに必死に前に走り続け、3年間の終わりを告げる最後のホイッスルが鳴ったとき、多量の涙の数分後に沸き起こる「あぁ、楽しい日々が終わっちゃったな」の微笑みと寂しさ。手に入れた一生の宝物のような記憶と仲間たち。
 アルタイルズはこれを目指す集団。決して下を向かない内藤龍斗たち6名が残してくれた答えだった。


上級生から歓迎の校歌斉唱
 3年目の鎌田組。この2年間で築き上げたアルタイルズの土台の上に立ち、歩みを進めている(実はそこにはアルタイルズ始動以前のOBたちが70年間かけて積み上げた土台も存在している)。
 令和元年4月、そんな段階にあるアルタイルズに新たに20名の新人が加わった。もがきながら築いてきたステージの上に降り立った新人たち。創造期を終えた頃に加入したこの代のミッションは「組織の進化と飛躍」しかない。明確な目標を持ち、努力を楽しみ、自分の意志で努力することが当たり前という文化を目指して頑張ってほしい。

過去最多7名の経験者が加入。相模原ラグビースクールから5名!

新入部員歓迎タッチフット大会

現キャプテンの弟・健矢(中学時代はフルコンタクトテコンドーで日本一!)



ブンタ
『私は、球技がとても好きで平工の球技部を探していました。ラグビー部を見て実際にプレーして初めてラグビーの楽しさを知りました!先輩方もとても優しくて面白く自分に合った部活だと思い入部しました!私は3年後の卒部する時に後悔の無いようにすることです。なので、1分1秒を大事に日々の練習を集中、全力で取り組み仲間と笑って終われるように頑張ります!』



悠馬『入部動機は、ラグビーが好きで高校でやりたかったからです。3年間の抱負は、体重を20キロ増やすことです。』


セナ
『入部動機は小中続けていたラグビーを高校でも続けたいから入りました。抱負は頼られる憧れられるプレイヤーになること、当たり負けしない強い体をつくることです。楽しくラグビーをやりたいです。』



大和
『タックルがしたくてこの部に入りました。無駄な脂肪を筋肉に変えて体力をつけたいと思います。』



リュウヘイ
『入部した理由は入りたかったからではなく、ほぼ拉致られた感じで連れてこられました。ですが入ってとてもよかったと思ってます。これからは皆の足を引っ張らないように、当たりとタックルが最強の選手を目指したいです。』



達也
『自分はバスケ部かバトミントン部に入るつもりでしたけど、えいしくんがラグビー部に誘ってくれて体験してみてとても楽しいと思い入りました。体重と筋肉をもっとつけてみんに負けないぐらいの力をつけたいです。』



キヨマサ
『入部動機は、亮に誘われたのと体験に行って楽しかったからです。3年間の抱負は、タックルされてもよろつかないしっかりとした体を作ることです。』




『入部動機は、友達に勧誘され体験会を行ったときにこの部活にはいりたいなと思ったことです。三年間の抱負は教われることを教わり個人のスキル、チームワークを高め、少しでも多くチームに貢献できるよう努力したいです。』



ヒデトラ
『入部動機、小学校からやっていたラグビーを続けたいと思ったからです。三年間の抱負、試合にフルに出れる選手になることと、今の先輩にも負けない筋肉をつけることです。』



健矢
『入部同期は先生やかいりに誘われて体験入部に行ったらすごい楽しくて、ラグビーをやりたいと思ったからです。3年間の抱負はかいりがキャプテンをやっているので、俺もキャプテンになれるようにみんなをまとめて、誰よりも努力して上手くなりたいです。』



ユウタ
『入部動機はラグビー部の体験入部の時にとても楽しくて部活としてやってみたいなと思い入部しました。
3年間の抱負は 一所懸命努力して試合などにも出れるようになる事と試合に出た時には活躍出来るようになりたいです。』


倭漠
『僕はラグビーのクラブチームに所属していました。平塚工科高校で練習させてもらう機会があり、松山先生の教え方がすごくわかりやすかったので入部しました。3年間の抱負は、これやりたいって思ったことに全力でチャレンジをして、チームのためにも強くなることです。』



タクミ
『僕は小学生からやっていたラグビーを続けたくて入部しました。僕は3年間で欠かさず練習に参加して、みんなと一緒に上手くなっていきたいです。そのためにも友達をたくさん作ります。』



シュン
『入部動機は小学校、中学校とラグビーをやっていて高校でも続けたかったからです。3年間の抱負は、チームのため、自分のために、自信を持って積極的にプレーをすることです。』



ヒロキ
『最初は就職に良いと聞きこの部活に入ったんですが、やってくうちにラグビーが好きになりました。あとは兄の友人からも勧められこの部活に入りました。3年間の豊富
は、この体を活かし続け、周りにも迷惑をかけずに動ける人になりたいです。あと自分に自信を持ちたいです』



エイシ
『僕は松山先生にラグビーを教えてもらうため平工ラグビー部に入部しました。チームのみんなと楽しくラグビーをして、どんな強い相手でも倒せるように自分の力を精一杯を発揮し、最高のラグビー部にしたいです!』



汐音
『入部動機は「礼儀」「人間関係」などの基本的な事をラグビーを通して学びたいと思い入部しました。3年間の抱負は体力作りや、技術の向上を目標に練習や筋トレを一生懸命、頑張る事です。』



ケイタ
『ラグビー部に入ろうとした理由は、友達に誘われて体験に行って楽しかったので入りました。3年間の抱負は基本の知識・技術を付け、自分のやりたいポジションをやり、チーム皆で強いチームに勝てるように頑張ります。』



大翔
『入った動機は僕は最初興味なかったけど先輩達の練習に全力で取り組む姿がとてもかっこいいと思い自分もこの部活なら全力でできる!と思い入りました。3年間の抱負は足の速さをもっと上げてチームに少しでも貢献できる選手になりたいと思います!』



あい
『マネージャーをやりたいと思っていて、見学に行ったところとても雰囲気の良い部活だと思ったため入部しました。選手の体調の変化に早く気づき、常に選手が活躍できる環境を整えることができるようになりたいです。』



 ワールドカップにも出場した元日本代表選手が、かつて私の指導していた高校の部員たちにこう語りかけた。
「ラグビーをやること、ラグビーを続けるっていうのは、実はすごいことなんだよ。ラグビーでは勇気、決断、責任感、自己犠牲の精神、仲間への愛、プライド、その他たくさんのことを要求される。そんなスポーツを3年間やり遂げるってことは、本当に素晴らしいことなんだ。だからこそ、社会でのラグビーをやっていた人間の評価は、君たちが想像もしないほど、とても高いんだよ。」

 確かにラグビーは、他のスポーツではありえないほど「弱い自分と対峙する」機会がある。試合時間60分の間に、何十回でも自分の心を試される。そのたびにポジティブな選択肢を選べるか。それは「その時にすでにどんな人間であるか」で、実はすでに決まっている。つまり、日々の生活の中で崇高な理想に向かって自分を律し、仲間との信頼関係を築き、自らの意志で行動を起こせる人間でない限り、いいラグビー選手にはなりえないのだ。

 アルタイルズ3年目のテーマは、週3回各2時間の練習ではなく、毎日24時間かけて上手くなる。つまり、自分を人間として成長させていくことで選手としての成長を果たす。先人たちが残してくれた土台の上にこんな選手が増えたとしたら、1年後2年後はどれほど素敵な集団になるだろうか。
 新入生諸君、どうか自分自身を諦めることなく、3年間を輝かせてほしい。




入部式の2週間前、毎年恒例の新入部員交流タッチフット大会を平工で行いました。
平工、大磯、平塚学園、七里ガ浜、横浜栄、新城の6校が参加。ラグビーらしく仲間意識や輪が広がる大盛況の会となりました。



上級生の部で生き生きと走るマサヤ


マネージャー交流試合!口では嫌だ嫌だ言ってたけど、とても楽しそう。


初めてのアフターマッチファンクション


このアグレッシブさがプレーでも出て欲しい・・・


平工代表・亮のスピーチ



『スリーチアーズ フォー ラグビーフレンズ!!』