監督就任のご挨拶・松山吾朗

2017/05/01

監督就任のご挨拶・松山吾朗

 2017年4月より、平塚工科高校ラグビー部監督を務めさせていただいております。
 1949年の創部から70年に近い歴史を持つクラブに関わらせていただくことを、心より誇りに思っております。伝統とはクラブの宝です。70年間の全ての方々の果てしない努力と想いの先に、今日のクラブが存在します。
 公立高校のラグビー部が次々に部員不足による廃部に追い込まれている中、このような長い歴史を守ってこられた全ての
OBの皆様や歴代の顧問の先生方に、深く感謝の念を抱いております。この重みをしっかりと受け止め、より素晴らしいクラブへと発展させるべく、全力を尽くさせていただきます。

 



 目指すものは、「チーム」ではなく、「部活」でもなく、「クラブ」です。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的にラグビーは「クラブ」文化を最も大切にするスポーツです。ラグビーにおける「クラブ」とは学校の部活動という狭いものではなく、その集団を愛し、関わる全ての人が一生の拠り所とすることができる社会的集団です。現役、
OB、保護者、保護者OB、ファン、全ての方が生涯にわたってクラブ愛と帰属意識を持ち、楽しんで関わることができる集団です。ファミリーと言い換えてもいいかもしれません。



 そのためにまず、この5月に保護者会と
OB会を立ち上げさせていただきました。まだタイトルとフレームのみで中身が組織化されていませんが、これから徐々に整えさせていただきたいと思っております。両会とも、義務感なし、負担感なし、楽しみあり、時々お酒と笑いありの会が理想です。

 そして、クラブの愛称(クラブ名)を現役部員と一緒に考え、決めさせていただきました。


 平塚といえば「七夕まつり」。七夕といえば、織姫と彦星。彦星はワシ座の「アルタイル」という一等星です。よって、チームの名称を「アルタイルズ」として、ワシのエンブレムを作らせていただきました。

「想い強ければ 願いは叶う」

「堂々と猛々しく羽ばたく」

という想いを込めております。

 生徒たちの願いを、OBの皆様、保護者の皆様の願いを叶えるべく、心を込めて指導に当たらせていただきます。

平塚工科アルタイルズを、どうぞよろしくお願い致します!