2018年度入部式 『ラグビーが君を育てる』

2018/05/23

 ラグビーマッド。訳すとラグビー中毒。この楕円球には、一度その味わいを知ると生涯心のどこかに残り続ける不思議な魅力が存在する。世界中のどこであれ「ラグビーをやっていた」という共通点を知ろうものなら、その瞬間に国籍を超えた仲間となる。国内のありふれた居酒屋。ふとしたきっかけでたまたま隣の席にいる客がラグビー人間だと分かると、間違いなく5分後には肩を組んでビールグラスを傾ける。
 ようこそ!ラグビーの世界へ。そしてようこそ!平塚工科RFCアルタイルズへ。

 「いったいどんな魔法を使ったのよ?」他の県立高校ラグビー部監督が、平工の新入部員の数を聞いたときに目を丸くして発した言葉だ。アルタイルズに加わったフレッシュマンの数は、なんと24人(選手23名、マネージャー1名)。勇気を出してこの道に足を踏み入れてくれた一人ひとりに、心から感謝している。

 ラグビーには、もともとはイギリスの学校における紳士育成手段として発展してきた歴史がある。勇気、判断、愛情、連帯、責任、自由、尊敬、思考。ラグビーの文化、慣習、ルールには、今でもなお人間を試し、育て上げる要素がこれでもかと散りばめられている。
 逃げるのか、ごまかすのか、人に任せるのか、身体を張るのか。プレーのあらゆる局面で己の人間力が試される。足が速い人間でも身体が大きな人間でもなく、仲間のために身体を張る人間だけが味方からの尊敬を得る。愛情と連帯が、そんな個人を一人また一人と増やし、まれに15人となる。そんな目に見えない何かが帯びているチームだけが、感激に満ちた勝利を手にする。

 このスポーツに長年関わり、最近分かってきた真実。それは、指導者が偉そうなことを語らなくとも、ラグビーが少年を育て上げてくれるということだ。このスポーツを愛し、チームメイトと勝利を追求する仕組みと環境を整えれば、間違いなく人は育つ。ラグビーに口先や言い訳は全く通用しない。指導者が上から落としたモラルや教義よりも、人間力が問われ続けるラグビーで何度も何度も弱い己と向き合い、仲間と共に目標に打ち込む中で「何が大切か」を知る。体験として追求して獲たものこそが、生涯の力となる。

 アルタイルズには、「命令」や「強制(恐怖)」はほとんど存在しない。もちろん「罰」などという発想もない。ただし「どうなりたいのか」「何が大切だと思うのか」「次にどうすべきか」は徹底して考えてもらう。
 学年間の上下関係は、意識的に排除している。先輩後輩の関係は真のリスペクトだけが存在すればいいので、上級生こそ負担を大きくしている(帝京大学や東福岡のスタイル)。つまり、学年が進むごとに、楽ではなく大きな使命と責任を負う。
 ラグビー、そしてアルタイルズの3年間で、ぜひ自分を変えていくことをエンジョイして欲しい。

新入部員自己紹介

上級生から歓迎の校歌



ツバサ
『入部動機は、中学までは野球をやっていましたが、高校に入学してから新しいことに挑戦してみたいと思ったからです。自分の強みは、体格の良さとチームのために全力を尽くすところです。これからの抱負は、先輩たちに負けないくらい、今年からたくさん活躍をすることです。』

タイスケ
『何か自分の力を生かせるスポーツをやりたいと思ってラグビーを選びました。自分の強みは、サッカーと柔道をやっていたのでチームで動いたり、個人でも動けたり、行動力があるところだと思います。これからの抱負は、取り敢えず1年間怪我無しでみんなで楽しくケジメのあるラグビー生活を送りたいと思います。』

タクム

『ツバサ君と松山先生に「ラグビー部入りなよ!」と言われて、「一回は体験に行こうかな~」と思って体験にいってみたら楽しかったので入りました。 自分の強みは、思ったことをすぐに言うことだと思います。 これからの抱負は、ウィングを先輩から奪い取ることです!』

リュウガ
『入部した動機は塾の先生がラグビー部の3番だった事から入部に踏み切りました。自分の強みは体重をフルに活用出来るタックルとスクラムだと思っています。これからの抱負はタックルとスクラムでは誰にも負けない事です。』

マサチェロ
『小学校の頃やっていたラグビーを続けたいと思い入部を決めました。自分の強みは体の強さや仲間思いな所です。そしてこれからの抱負はこの部活を通して誰から見ても「カッコイイ」男になって仲間と共に笑顔でラグビーを続ける事です。』

勝太
『入部の動機は、ラグビー部の体験入部に行ってみたらとても楽しく本気でやってみたいと思ったからです。自分の強みは、やると決めたら最後までやりきるところだと思っています。これからの抱負は、目指しているポジションであるナンバーエイトになることです。』

ヒカル
『入部した動機は、平塚工科のラグビーの体験をした時に楽しく、高校で悔いなくできる部活で、自分が最後まで一生懸命できる部活だと思ったからです。』

翔太

『入部した動機は先生に何回も入ったら活躍出来るよって言われたからです。強みのプレーはステップをきることとチームメイトへの思いやりです。これからの抱負は先輩と練習頑張ってスタメン取りたいです。』

ケイスケ
『入部動機は小、中学校でラグビーをやっていて高校でも続けたいと思っていたからです。自分の強みは、仲間思いなところだと思っています。そしてこれからの抱負は、誰よりも試合に出てラグビー面、精神面を強くしていきたいです。』

コウタ
『入部した理由は、やったことがなく楽しそうなスポーツをやりたいと思ったからです!自分の強みは、パスだと思っていますパスする相手のことを思ってパスできるからだと思います。これからの抱負は早めにスタメンを取ってレベルアップし続けることです。』

アレック
『僕は部活には入ろうとは思いませんでしたが、体験に行って見て楽しそうだなと思いました。自分がまだやったことのないスポーツに興味があったのと先輩が優しい所に惹かれて入りました。自分の強みは身長を生かしたプレーをすることです。入ったからには全力で頑張りたいと思います。』

セイマ
『今までバスケットボールやっていて高校では違う部活をやろうと思い入部しました。自分の強みは、粘り強いところです。これからの抱負は、同期に負けないくらい力をつけることです。』

ヒイロ
『1回体験に来てみてと言われ行ってみたら面白くて、これなら続けられるのでは、と感じました。また自分の体を活かせるのではと思いました。紳士のスポーツだと聞いたので精神面でも強く大人になっていきたいです。』

リョウ
『幼児から中学まで約10年間ラグビーをやっていたので高校に行っても続けようと思い、入部しました。自身の強みは、最後まで諦めないところです。タックルで相手を後ろに倒す選手になりたいです。』

ハルキ
『入部した動機は、小学校、中学校でラグビーをやっていたので高校でも続けたいと思ったのと知り合いが入部したからです。自分の強みは足が速いところと体が強いところです。これからの抱負は、自分の強みをもっと増やし、チームの役に立てるようになることです。』

ヒロト

『自分のような体でもできるスポーツはなにかと考えたらラグビーでした。自分の強みは、自分が納得するまで続けれることが出来ることとコツを掴みやすいことです。自分で決めた事だからしっかりと最後までやりきり、頑張るよりも楽しみます。』

リョウガ

『僕は、先輩達のプレーを見てあんなかっこいいプレーが出来るようになりたいと思いラグビー部に入りたいと思いたました。僕の強みは、諦めないことです。相手に抜かれても諦めず追い続けることです。3年間で誰よりもトライを決められるようになりたいです。』

ヒロアキ
『平工のラグビー部を知ったのは校長面接の時に校長先生に「平工行くならラグビー部入れ!」と言われたのがきっかけです。自分の強みは笑顔ですね!
(*^▽^*) 抱負は、応援してくれる人ため、自分自身のため、強い精神を磨き大人になって誇れる人間になりたいです。』

イッキ
『自分の運動神経を一番活かせるスポーツがラグビーだと思い、入部しました。強みは足の速さです。3年間で一番点の取れる選手になりたいと思います。』


タツマ
『体験入部で初めてラグビーをやって楽しいと思えて入部しました。自分の強みは、今はまだ見つかってないけど、練習も頑張って見つけていきたいです。抱負は、先輩にも負けないくらいパスを正確に、素早く出せるようにすること、それからもっといろんな場面で先輩を超えたいと思っています。』

コウヘイ
『部活全体の雰囲気が良く先輩方の表情も良かったのでこの部活なら僕の卓球部で鍛えた諦めない心を生かして最高の高校生活を送れると思ったからです。このラグビー部でサイコーの思い出を作りたいです。』

怜央
『ラグビー部に入部した動機は、単純に面白そうだと思ったのと、興味があったからです。俺の強みは、とにかくボールに向かって走れるとこだと思います。俺は練習を人一倍頑張って、先輩達にも負けないぐらい上手くなりたいです。』

ジョウ
『入部動機は中学の時は卓球部を3年間やってましたが、自分の体型あったラグビー部を見つけ、卓球よりもラグビーの方が自分を活かせる事ができると思ったからです。自分の強みは、体格の良さと、どんな事も諦めないでやり切る事です。これからの抱負は、同学年と先輩に置いていかれないように、人一倍努力をする事です。』

さやか
『知り合いにラグビーをしていた人がいて、ラグビーに興味を持ったことがきっかけで入部しました。自分の強みは、周りの人を見て今日のみんなの体調を大体分かることです。全力で選手をサポートし、勉強と両立します。』


「卒業する頃にカッコいい男になっていること」
「一生の宝物と胸を張れるような3年間にすること」
「生涯の仲間を作ること」
 この3つが、全員に達成してほしいターゲットだ。この目標を達成するためにも、目の前の勝負と戦績にこだわり、目の前のレギュラー争いに燃え、自分をごまかさずに一心不乱に努力してほしい。結果にとことんこだわった者だけ、そのプロセスが財産となるのだ。

「ラグビーは少年をいちはやく男にし、男に永遠に少年の魂を抱かせてくれる」
元フランス代表主将 ジャン・ピエール・リヴ

さぁ、チャレンジを楽しもう!笑顔と仲間があれば、きっと大丈夫だ。


これで部員は48名!(3年生6名、2年生18名、1年生24名)

新入部員は体重95キロオーバーがなんと6人!

↓ 入部式の1週間前、公立高校1年生大タッチフット大会が今年も行われました!






ラグビーの文化・アフターマッチファンクションを体験



各校のキャプテンスピーチ

これぞラグビーの魅力!(前列真ん中に陣取るところが頼もしい・・・)