高橋組初の公式戦 『成果、現わる』

2022/01/12

 「We decide(俺たちが決める)」を掲げて始動した高橋組の最初の大会、新人戦が行われた。初戦の相手は文化祭招待試合で対戦した新城高校。初の公式戦という硬さはあったが、快勝することができた(53対0)。
 2戦目の相手は向上高校。思い返せば4年前の新人戦。10点リードしたところから自滅のゲームへと急転し、まさかの大逆転負けを喫した悪夢の相手だ。今回の展開は逆で先制点を許して苦しい立ち上がりとなった。それでも4年前のようにパニックに陥ることなく、自分たちの話し合いと判断で解決策を見いだし、しっかり持てる力を発揮して逆転勝利を収めた(21対14)。

 アルタイルズの歴史の中で初めて新人戦で年を越すことができ、決勝トーナメントに進むことができた。相手は公立の雄・湘南高校。向上戦で司令塔であるスタンドオフとスクラムの軸となるフッカーを負傷で欠き、急増ラインナップで挑んだ。自分たちのアタック時間を作ることができないほどの圧力だった。セットプレーとフィジカル。時間と情熱をかけて努力した分だけ成果となる2つで完全に差を見せつけられた。守って守ってまた守って。今持てる力を出しきっての完敗となった(11対33)。

 ラストワンプレーでトライを許した。コンバージョンキックの後にタイムアップの笛が鳴ることは分かっていた。それでも全員で心を一つに、相手キッカーへ猛チャージに走った。演技ではなく本気で。引退の懸かった花園予選でもないのに。その姿勢、そのマインドを自分たちだけで作り、表現できたことの価値は大きい。このチームを誇りに思える瞬間だった。We decide. 次のステップにつながる素晴らしい大会となった。



ソウ
新人戦3試合を終えて自分たちの良いところも悪いところも沢山見つけることができてよかったです。特に3試合目の湘南戦は日頃の自分たちの努力では全然上のレベルでは通用しないことを実感しました。これから先この試合で得れたことをいい方向に向けれるようにチームみんなでまた頑張っていきたいです。応援ありがとうございました。



カイオウ
『今回新人戦3試合を終えた感想としては、自分はまだまだ未熟だと思いました。練習ではできたことができなかったり、上手く状況判断をして冷静に修正をしたりすることができなかったりなど、今回の新人戦ではすごく自分がまだまだ未熟だなと感じました。ポジティブに考えるとまだ伸びしろがあるという事だと思うので、これから春までにもっと上手くなりたいです。』


ハルキ
『今回の新人戦では、僕はポジション変更や初スタメンなどの色々な体験が出来ました。勝利や人生初トライなどの嬉しいこともあったけど、その他に色々な課題が見つかってとってもいい経験になりました。これから自分が出来ることを精一杯やって、なんでも出来るオールラウンダーになりたいと思います!』


ハヤテ
『湘南戦では負けてしまい体格の差が圧倒的だったので次回までにしっかり鍛えておこうと思いました。また初のスタメンでとても緊張したし良い経験になったのでもっと活躍できるように日頃からたくさんチャレンジしていこうと思います。』


ショウヘイ
『新人戦を終えて、初めてAチームとして新人戦に出たので、ミスしたら終わるというプレッシャーでやりたかったプレーができないことが多くありました。でも2試合勝ったときの喜びは最高の瞬間でした。これからはそのできなかったプレーをできるようにし、できるところを強みにできるように、今後の練習に励みたいと思います。』


シゲ
『今回不完全のチームの中で三戦戦いきることが出来ました。この新人戦で何が相手に効いて何がダメなのかを明確にできました。問題点をあげるとするならFWの攻撃参加の選択肢の無さです。参加してもパスが出来なくてバックスラインに参加できないのでデコイもしくは飛ばしてパスを受け取らない選択肢しか出来ませんでした。これからの練習で修正して行こうと思います。』


モトヒロ
『今回の新人戦を通して、いろいろな課題が見えてきました。自分としてはパスの精度、プレーの選択ミス、特に湘南戦では体格の差を感じました。チームではスタートから力を出せなかったことやフィジカルの差を感じました。今回の試合を通して、ラグビーの試合を見て理解したり、日々の練習を大切にしたり、筋トレなどをして体を大きくしたりするなど他の高校に負けないよう努力していきたいです。また先輩に頼らず、自分が引っ張れるようになっていきたいです。』


ヒデハル
『1.2試合目は自分がやりたいプレーを思いっきり出来たのですが、3試合目では何をやっても上手くいかず、自分の弱さを改めて知りました。試合が終わって自分は、何も出来なかったと悔しさでいっぱいでした。この負けを知って自分は、練習で意識する所が一気に増えました。チームにとって最高のプロップになり次は、絶対に勝ちます。』