「We decide. アルタイルズ高橋組、始動」

2021/11/22

 「We decide」俺たちが決める。このスローガンを掲げ、アルタイルズ高橋組が始動した。2017年春に部員6名からスタートしたアルタイルズは、2021年の松岡組で「第一章」を終えたと考えている。
 部員はあっと言う間に40名を超えたが、当初は「サボりだらけ」「平学Bにも完敗」という状況だった。3年目からクラブのビジョンとミッションを定め、鎌田組は「クオリティ」、豊島組は「戮力協心」、松岡組は「Bind」のスローガンの元、試行錯誤しながら進化してきた。2020年と2021年、かつて雲の上の存在だった平塚学園には2年連続で勝利という結果を見事に出した。
 とはいえ、練習メニューや戦法など、監督である私が決定する事項がほとんどだった。全員リーダー制や各種シートも松岡組から軌道に乗ったが、ここでもやはり私の管理の割合が大きかったと言わざるを得ない。

「第2章」はそんな組織を劇的に変えていく。例え痛い目に遭おうとも、勝利という結果がすり抜けようと、選手たちが自分たちの意思で決定し、責任を負い、達成感と自信を獲得するクラブ。悔しさも苦しさも、喜びも感動も何倍もの大きさになり、人間的にも大きく成長できると確信している。私が指示も決定もしないのだから、選手たちのやるべきことは何倍にも増える。ラグビーを自ら研究して学び続け、クラブ全体に自分たち自身で目を配り、問題に気づき、決定と行動をしなければならない。メンバー間の本音の衝突も絶対に必要だ。序盤はときどき私からヒントや指摘も与えるが、高橋組ならすぐに自走できる組織に成長してくれると信じている。


ソウ(左・キャプテン、右は前キャプテンの松岡英志)
『新チームのキャプテンになりました髙橋です。キャプテンに指名された時は自分でこの役目が務まるかは不安でした。今までのキャプテンのようにラグビーが上手いわけでもなく、圧倒的人格者でもありませんが、自分なりのキャプテン像を見つけながら頑張っていきたいです。戦績目標と組織目標を一年後に達成できるようにチームを引っ張って行きたいです。
髙橋組のスローガンで「We decide」(俺たちが決める)と言う言葉があります。松岡組とは大きく変わったところが多いですが、自分たちで決めることが増えて失敗することも成功することもありますが、どんな結果でも受け止める覚悟を決めて頑張っていきたいです。
この一年は選手としてキャプテンとして成長を楽しんでいきたいです。』


トウマ(FWバイスキャプテン)

『FWバイスキャプテンのトウマです。去年まではこういうまとめる役とは無縁だったので、不安でいっぱいですが、上手くFWのみんなをまとめられるように頑張りたいと思います!また、FWはAの経験が少ない人が多くて、サインなどがまだ覚えきれていない人がいるのでみんなが分かるように教えて、みんなの憧れになるようなバイスキャプテンを目指して頑張りたいと思います!
そろそろKCリーグがあって七里ヶ浜と平学と戦うので今まで練習したことを活かして次の試合も勝てるように頑張ります!また、次の試合もチームNo.1のワークレートとタックル数をめざして最後まで諦めずに走り続けます!あとは今まであまりしてこなかったボールを持つプレーを積極的にして行きたいと思います!!』


カイオウ(BKバイスキャプテン)
『「We decide」自分たちが決める。今年は先生が管理や指示をしたりせずに自分達が練習計画や戦術を決めたりするので、バイスキャプテンとして、自分たちが謝った選択をしたらチームが崩壊したり、チーム全体のやる気が下がったり、チームを勝利に導けないなど不安が沢山です。だけど逆に先生が決めるのではなく、自分達が練習内容や戦術などを考えて勝った試合は勝利の味もいつもより2倍3倍になると思います。今自分達は0からのスタートでうまくチームを引っ張れないですが、今年の高橋組の年間目標を達成する時には、チームが自立している完璧なチームになりたいです!』


カイト(マネージメントリーダー)
『自分がマネージメントリーダーになると決まった時は素直に嬉しかったです。松岡組の時はセナくんがやっていて、20個以上のリーダーを統率して正直めちゃ大変そうでした。そんな仕事自分に務まるか不安です。自分も松岡組の時はなかなかに働いてた方だと思うのですが、なんと今年のマネージメントリーダーは去年と比べて数倍の仕事量。正直めちゃ驚いています。高橋組の言葉は「We decide」(俺たちが決める)です。自分はスポーツしてきてこんな役職に就いたことがないし、決定力が無さすぎるというコンプレックスがあるので、自分を変えるための挑戦でもあると思っています。このリーダーを昨年みたいにちゃんと機能させられるか不安ですが、20個以上のリーダーを完璧に統率し、高橋組を精一杯サポートしていけるようにします!』


 始動から1ヶ月が経過し、文化祭招待試合とKCリーグの2試合、すでに合計3試合が終わった。元々「やらされる」ことが大嫌いな人間が多い、我の強い学年。もくろみ通り、決定権という権限を手にして全ての瞬間が生き生きしている。
 この先、壁にぶつかり谷に落ちることもあるだろう。どんなときでも全員が考えることを怠らず、勇気と覚悟を持って決断と行動を続けて欲しい。「笑顔と愛とプライドのあるチーム」というクラブビジョンを胸に抱いて。



KCリーグ初戦

4

KCリーグのアフターファンクション

ショウマは長い長いリハビリ生活を終え、約5年ぶりのゲーム復帰!

KCリーグ2戦目



KCリーグの3・4ラウンド目はごちゃまぜ。さっきまでの敵が今は仲間。

さっきまでの仲間が今度は敵。



湘南アルタイルズに新加入したショウタ。八王子から参加。
『アルタイルズに加入した動機は、すごく雰囲気がよく練習などがすごく楽しいので加入しました。抱負はしっかりとアルタイルズを3年間やって大学行ってラグビーを続けて ラグビー選手になりたいと思います。』